column/コラム
KURUBUSI.netとして、現在気になっている事、今後のweb業界についてなんかはもちろん、まぁ色々語っております。
古き良きコーディング? 2007/7/30
「古き良き時代」ってよく言いますよね、キムタクのドラマでもそんなことを言っていました。「古き良き時代?」それってなんでしょうね?「日本人」といって思いつく事?伝統を重んじる・勤勉・規律・礼儀正しい、そんな感じでしょうか。外国では何かを人に渡すとき「これはとてもすばらしい物です」と言いアピールしますよね、日本では「つまらないものですが」なんて言ったりします。そんなとこからも、日本人の独特な表現みたいな事が伝わってきます。
では今回のタイトルである「古き良きコーディング?」とは、私が自分が日本人だな、と感じる事の一つに「見えない所の素晴らしさにこそ"美"を感じる」というこだわりがあります。「和服」なども、普段は着ていて見えない「裏地」に豪華な刺繍を入れる、日本刀の茎(なかご)に銘と魂を込める。
では今自分たちがやれる"美"、それはなんでしょうか?「WEB2.0」なんていう古き良き時代の真逆のような言葉のなかで、私がこだわりを持っていいること、それが「コーディング」だったりします。HTML、css、javascript、cgi、全部一般の人は見ることがない代物ですが、そういう部分だからこそ、綺麗にこだわりを持って作っていきたい。見る人がほとんど居なくても、そこに"美"だとか"粋"という物を感じます。tabでビシッと綺麗に整列させる、cssに目次を付けてみる、インデントを丁寧にいれていく、まぁそろそろ自己満足の"域"に達している気がしますが・・・
私はこのサイトはいいなぁと思ったときに、まずソースを見ます。デザインがいくら良くても、未だにテーブル配置だとか、htmlがごちゃごちゃしているサイトは何となくマイナスイメージを受けます。逆に、htmeがしっかりとXHTML、フルcssで綺麗に作られていると、やはりそこに"美"を感じます。皆さんも日本人としては、そう言う部分にこだわりを持って作業をしてみると、また一つ面白くなる、と思います。